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終わりとはじまり

「学校」という場での仕事を昨日で終えた。

「退職」との発表があったとき、いちばん近くでいつも見守り支えてくださった前任校で校長だった先生に

「田巻さん、お疲れ様!」と言われたとき、なんとも言えない気持ちが込み上げた。

本当は、学校でずっとお仕事したかった。

正直、離れたくなかった。


でも、ずっとずっと抱いていた不登校問題に、どうしても目を背けることができなかった。

何かを犠牲にしなければ、何も得ることはできないと思っていた。


立ち止まったら迷い悩むと思っていたから、脇目もふらずに突き進んだ。

何度も何度も「これしかない!」って、自分に言い聞かせた。


そして、あっという間にここまで形にした。


コロナ禍において、「みんなで力を合わせてがんばろう」って流れに逆行し、一人で始めることは正直不安でこわかった。

でも、業種関係なく、たくさんの人が思いに賛同し、応援してくれた。

この事業を通して出会えた人もたくさんいた。

本当に私自身の人生において大きな出来事だった。


今の子どもたちとの別れは正直ツライけど、それを乗り越えてこそ得られるものがあると信じている。


学校から見た最後の夕日

モヤっとした雲の先にあるひとつの光

きっと行き着く先は、明るい未来だ。





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